検察側とのやりとりの概要
今回は、前回の被告人と弁護側のやりとりの続きである。
なお、内容について使用する略語は、第1回公判や第2回公判で説明しているため、
適宜参照願いたい。
いくつかの確認事項として、
Kが使用していたタブレットは富士通製であるが、
それでAの写真を撮影したことは間違いないか。
2月13日と20日の行動は、鉄板焼き→ドンキ→カラオケ→LHで間違いないか。
これらはいずれも間違いはない。
Aはなぜ、Kにのみ心を開いたのかというと、
県教委で問題のある生徒との接し方について学んでいたことで、
KはAの話をじっくり聞くことができたからである。
Aとの接し方の成功例については、他の教師と共有していた。
しかし、Aは他の教師には心を開かなかった。
他の教師がAにした努力については、Aは手紙の中で感謝を述べている。
Aはあくまでも生徒という存在であって、恋愛感情を抱いていない。
LHに行くのは許されないのはわかっていた。
免職も辞さない覚悟で、退職の意がある旨を2度伝えた。
Aのためにトータル20〜30万のお金を使ったが、そうまでもしても、
Aの身を案じていた。人の生き死にに関わる問題だからである。
Aとは教師と生徒の枠を超えてはいけないのは十分に承知していた。
H28年1月10日のLHでは、Aと話をしていたが先に眠ってしまった。
その後もLHに行ったのは、どちらが誘うとかではなく、
自分の疲れから自然な流れで行っていた。
LHに行くと、Aも自分も安心できた。
AにとってLHは憩いの場・安住の地のようだった。
AにはLHに行ったことを口止めするようにはしていない。
Aには、「LHに行ったことをHに話したのか」という聞き方をした。
LHでAと過ごしているとAが落ち着いているので、すごく楽だった。
車で2人で過ごす場合と、LHで過ごす場合を比べたことはない。
Kは自分の家族にはAと会うことを言っていたが、
LHに行ったとは言っていない。
山口への旅行で、ビジネスホテルを予約する際、
ツインルーム(ベッドが2つのタイプ)ではなく、
ダブルルーム(ダブルベッド1つのタイプ)を予約したのは、
そこまで頭が回らなかった。
そもそもそういう検索も苦手で下手である。
ダブルベッドに2人が一緒に寝てても問題はなかった。
2月13日LHにおいて、
Aはローションに興味を示し、知らない物なので欲しいというので、
1000円と高いと思ったが購入した。
Kはローションがどんなものか知っていた。
ちなみに、電動マッサージを購入したことはない。
2月6、13、21日に寝相を撮影したのは、
Aの要望があったためであり、Aに写真を見せたときのリアクションを求めたものではない。
裸の写真をAに見せたとしても、そんな写真を撮ったことについて、
変な趣味だとか言って互いの関係がくずれるものではない。
家の外付けHDDには、女子高生の制服の画像があったが、
それは、現在の女子高生にありがちな問題行動を把握するためで、
変な趣味ではない。
検索で「女子高生」と検索すれば簡単だ。
Aからの電話で、Aが「子供が欲しい」や「ゴムつけないで欲しい」と言ったのは、
Aからの電話を取った瞬間、何の前触れもなく突然Aが叫ぶように発言したものである。
AはKを信頼しているのに、Aが嘘をついているとなると、
Kを犯罪者にしたいことになる。
しかし、これは、Kを犯罪者にしたいわけではなく、Aの病気に起因するものである。
前回(第1回公判)の閉廷後、
Aは証言台に伏せったが、この症状は、解離性障害によく見られる現象である。
つまり、自分が発言したことが嘘で、本当と違うことを言ってしまったことで、
過呼吸や意識を失う前によくある症状である。
そのため、証言台に伏せって、立ち上がってもフラフラしていたのである。
Aは、人に迎合させる性質があるため、Aの発言は、
言葉の暴力を受けていていた母から優しい言葉を掛けられたことに起因する。
裁判所とのやりとりの概要
B校の業務時間は17:30〜21:05である。
女子高生の画像や記事で、女子高生の問題行動を把握するのが適切であると、
後輩の教師達には指導していない。
しかし、B校の他の教師にはKと同様のことをしている教師もいる。
LHでは、2人ともLHのガウンを着ていたのであって、
裸で寝ていたことはない。
2月13日にAの陰部がモロに写っているのは、
こんな格好を撮ってくれと言われたからである。
Aは自分の体の見えない部分がどうなっているのか見たいということで、
写真を撮って欲しいと言っていたそうだが、
2月21日の写真には、見えない部分ではない「胸」が写っている。
しかも、胸をさらけ出したような感じである。
これは、Aが胸を隠さなかったのは、
2人は恥ずかしがって隠したりするような仲ではないからである。
Kは辞職を辞さないと言うが、LHに何度も行っていることからすると、
職を失うことよりも、家族へのリスクを考えなかったのかと思うが、
Aと何度もLHに行くことの家族へのリスクについては考えてなかった。
そのリスクよりもAの方が重要だった。
Aと大声で言い争いになったことがあるが、AはKに怒られるのを怖がっていない。
それはAがKを信頼しているからである。
Aの転院について、Aと大声でもめたことはAを指導することに反していない。
個人的見解
Kが女子高生に関する画像をHDDに保存していたことは今回初耳だった。
いくら教師で、指導や状況把握と言えども、そんなことをするだろうか。
裁判所の言うように、自分がベストだと思う指導方法なら、
全員で共有すべきであるが、Kが言うのは「そうしている教師もいる」に留まった。
その方法が最も有効であれば、率先してその方法を共有すべきだろうに。
また、LHでAを撮った写真は、Aがベッドに仰向けになり、
Aが自ら陰部を広げていたそうだが、解離性障害の女子高生はそんなことするのか。
Aが人の発言に迎合する性質があるのなら、むしろKの発言に迎合したのではないのか。
つまり、Kが自分の欲のまま、Aに指示したのではないか。
いくらLHで風呂に入ったとしても、なぜガウンを着る必要があり、
なぜ2人で同じベッドで寝る必要があるのか。
まして、Aが寝たら10時間は起きないとわかっていたのであれば、
2回目以降は、LHではなく、ビジネスホテルでもよかったんじゃないか。
さらに、山口旅行でビジネスホテルの予約を、
ツインルームではなく、ダブルルームにしたと言う際に、
検索が苦手・下手と言ったが、女子高生の画像の検索は、
女子高生と入力すれば簡単だ、というのはどういうことだ。
女子高生の問題行動を把握するための情報を検索する方が、
ビジネスホテルのツインルームを検索するよりも難しそうだ。
Kはどう考えても黒としか思えないが、
辞職を辞さないと思っていても、犯罪者になりたくないのか。
理由はどうあれ、未成年者の裸の写真を撮った時点で犯罪である。
この犯罪以外の罪を着たくないということか。。。。
次回公判は3月23日なので随時更新することとする。