休廷と再開
こちらでの双方による主張の後、
一旦休廷となった。この裁判は長い。報道関係者のスマホがうるさかったりする。
休廷になったのは、Aが証人として法廷に立つためで、未成年のAが傍聴人に見えなくするためである。
休廷後、法廷に入ったら、傍聴席にはキープアウトを思わせるビニール紐が貼られ、
中央の位置には3方が壁に覆われた、Aが座っていると思われるスペースが確保されていた。
裁判が再開され、検察官からAへの質問が開始されるわけだが、
一体Aはどのような人だろうか。。。。
なお、以下で使用する略語は、こちらで説明しているため、
適宜参照願いたい。
検察側とAとのやり取りの概要
検察官からの質問とAの回答の概要を要約して記載することにする。
A曰く、Kと初めて学校の外で二人で会ったのは一昨年の12月上旬から中旬にかけてだったそうだ。
Aからの電話により、KがAの自宅前に車で迎えに来て、
Aは助手席に乗り、しばらく話し込んだ後、Kが運転席から体を捻るようにして、
顔を近づけてきて接吻をかましてきた。
接吻は嫌だったが、自分を心配してくれるし、他に頼る人がいないため、
仕方なく我慢した。
また、学校内では、Kは基本的には優しいが、
Aが他の教師や生徒としゃべっていると、
なぜ他の男としゃべるのかと、Kに怒られることもあった。
2回目に会ったのは1回目から2週間後くらいで、12月中旬から終わり頃、
12月24日という記憶もあるらしい。日にちついてははっきりとは覚えていない。
2回目に会ったときに、食事、買い物、カラオケに行きLHに誘われた。
嫌だったが、Kに見捨てられるのが怖かったので、何も言わなかった。
LHでは嫌だったがTMをした。早く帰りたいと思っていた。
その後も、Kとは何度もLHに行ったが、LHに行くと必ずTMした。
Kはゴムカバーをつけるときもあればつけないときもあった。
母親に打ち明けようとしたが、怒られると思ったし、心配かけたくないという思いから、
何も言わずに過ごしていた。
Kからは、「LHでTMしたことは誰にも言うな、言うたら母親が生活保護をもらってるくせに、
車に乗っていることをバラすぞ。そうすると母親は逮捕されるぞ。」と言われていた。
そんな中、山口に連れて行ってもらった帰りにLHに行ったが、
ライターを持って帰ったのが、母親に見つかってバレた。
これ以上隠し通せないと思って、母親に話すことにした。
そして、精神的不安定なこともあり、去年3月に精神病院に入院することになり、
その後退院することになった。
弁護側とAとのやり取りの概要
弁護人からの質問とAの回答の概要を要約して記載することにする。
Kに手紙やメールをしていたのは、当時Kが教師として好きだったからで、
男性としてではない。
Aは一昨年の12月中にLHに行っているが、そのLHの宿泊リストには、
去年の1月20日に宿泊したのが最初である、と言う記録しかないが、
Aの記憶は正しいのか、本当に一昨年の12月にLHに行ったのか。
Kから聞いたLHの宿泊リストを見たが、Aの言う宿泊日の記録がないため、
Aの記憶違いの可能性もある。
しかも、1月20日の宿泊については、午前4時過ぎにチェックインしており、
入ってすぐに疲労のため寝ているのではないか。
Aから、幻覚が見えるという連絡を受けたKが心配になり、
そんな時間に迎えに行ったが、落ち着いて話をできる場所がなく、
やむなくLHを利用した。
Aは寝たら10時間〜12時間は起きないということで、
先に起きたKは、Aが起きた時に話を和ませる目的でタブレット端末で、
Aを撮影したのであって、すぐに消去しているものもある。
また、別のLHでも遅すぎる時間帯のチェックインだったり、
チェックインからチェックアウトまでの時間が10〜12時間である。
AはLHでは必ずTMすると言うが、
Aが寝ると10時間は起きないということからすると、
TMではなく、単に休憩で寝るために利用したのではないか。
山口への旅行は、Aが無事退院したことのご褒美であり、
勝手に連れて行ったわけではなく、Aも喜んでいた。
裁判所とAとのやり取りの概要
裁判所:その他、今回の事件で特に印象に残っていることはないか?
A:・・・・デ○マを使われました!
裁判所:で、で、デ○マ!?・・・道具を使われたってことですか?
A:はい
個人的見解
Aは確かに、記憶が曖昧な部分が多いように感じた。
が、いわゆる事実の捏造をしているようにも思えない。
入院時の睡眠薬の影響でわからない部分が多くなっているようであるが、
事件当時はおそらくそこまで曖昧ではなかっただろう。
Aの精神的不安と、薬の影響により、勘違いな発言をしている可能性がないとは言えないが、
そもそもKが話をするために選択した場所がLHであることが大きなミスである。
ファミレスや、車の中で話すことは可能であるし、
まして、Kの妻もAの存在を認識していたなら、Kの家で相談にのることも可能ではないか。
Aの発言が全て嘘だとしても、KはAとLHに行っている以上、
TMがないというなどと主張するKの発言の方が嘘に思えるのは必至である。
さらに、KとAは食事に行っているが、この食事をAは居酒屋(鉄板焼き)としている。
とすると、Kはお酒を飲んでいるのではないか。
食事でのアルコールの摂取は争点ではないが、もしアルコールを摂取していたなら、
それで車を運転しいたことになり、なおさら怖いことである。
最後に女性裁判官がAにした上記質問のAの回答に対して、
「で、で、で○ま!?」と、言ったことがちょっと面白かった。
なんにしても、現時点ではKのした行動の方が疑わしい。
マスコミも注目するなか、次回公判も追って報告する。