「職務経歴書」で押さえておくべきポイント

職務経歴書は、自分を相手に説明する書類です。
職務経歴書は概ね、
-自己PR
-取得資格(履歴書の資格欄のうち業務に関するものを記載)
-職務経歴(履歴書の学歴・職歴のうち企業名を記載)
-得意分野
-職務経歴詳細
などを書く場合が多いと思います。

それでは、特に重量な部分について説明していきましょう。

自己PR

自分が過去にやってきたことを基に、
得意なことや、今後チャレンジしたいことなどをアピールすることがポイントです。
自分の経験を相手側のどの部分に活かせる、ということが明確であれば、
それをアピールするとなおいいと思いますが、少々難しいと思いますので、
無理のない範囲にしておきましょう。

もし、アピールすることが「何もない」と思われる場合は、
自分の理想像を思い浮かべてみて、そこから逆算してみるのもいいかもしれません。

なお、「忍耐強い」「協調性がある」というようなアピールをする場合には、
転職理由と矛盾しないようにしましょう。
(在職期間が短くて転職する場合、忍耐強いとは伝わりにくいことがあります)

また、得意なことだけではなく、ネガティブなことを書きつつも、
それを克服していきたいと書くのもいいでしょう。
やる気を前向きに見せることがポイントです。

得意分野

特に自信のあることを書くのがポイントです。
多少マニアックでも構わないでしょう。
あまり長くならない程度に箇条書きレベルで列挙するのがよいと思います。
面接時等の話しのネタになりえます。

職務経歴詳細

職務経歴欄の各会社について、古い順に、自分がやってきた職務を、より具体的に記載していきます。
私はIT業界出身ですので、それを元に説明することになりますが、
職務については、どのような立場で、どのようなツールを使って遂行したのかを書くのがポイントです。
参入したプロジェクト、その規模(合計人数)、その中での立場、使用したツール、参入期間などを盛り込みましょう。


欲を言うと、内容をちょっとオーバーに書きたいところです。
明らかな嘘はいけません。
例えば、あるプロジェクトについて、本当は単なるメンバーの一員なのに、
サブリーダークラスにしてしまうということです。
ポイントは、現場では違ったが、自分ができるレベルにまで自分を昇華させることです。

要するに、やってないけどこのレベルならできるという感じで書いてしまうということです。
話がそれるかもしれませんが、ドラクエで例えると、
今のレベルが10で、倒している敵のレベルが9とすると、レベル10〜11の敵なら倒せる、
ということを見込むような感じでしょうか。

最終チェック

職務経歴書を書き終えたら、
以下のポイントをチェックしましょう。
・履歴書と職務経歴書の日付(記入日付)が一致しているかどうか
・履歴書と職務経歴書の職歴・資格が矛盾がないかどうか

テンプレートが必要な場合

私が実際に使っていた職務経歴書のテンプーレトを、ここからダウンロードできます。
この経歴書は、私が、
IT業界→特許事務所→商社と転職し、さらに商社から転職する際の全ての転職時に使っていたものを、
氏名・社名・年月等を修正したものです。
適宜参考にしてください。

ただし、いたずらにダウンロードするのはやめてください。
ダウンロードされる場合は、できればスポンサーの拡散もお願いします。

また、書類の内容についての質問は受け付けてません。