面接でされる一般的な質問

通常面接ではあなたの質問を受け付ける機会が与えられます。
当然ですが、あなたの気になることは全て聞いておくべきです。
例えば、社風、残業時間、休日出勤の頻度、人間関係など、
気になることはたくさんあると思います。

しかし、これらの質問は、「あなたの希望を聞いてる」ことに過ぎません。
それでは自己アピールになる質問とはどのよなものでしょうか。

入社までにやっておいた方がよい事項を聞く

企業にはその企業や部署での業務のやり方が存在します。
中途採用であろうと新卒であろうと、あなたは配属部署でうまくたち振る舞わなければなりません。
そこで、その企業または部署で、特に必要とされるスキルや、
あった方が望ましいと思う事項があるかを聞いてみましょう。

この質問であなたがその企業に対して前向きであることを、
少なからずアピールできるはずです。
人によっては、「何を学ぶかは入ってからでいいし、それくらい聞かずに自分で考えろ」と、
思うかもしれませんが、事前に知っておきたいと思うことは悪くありません。
それに面接では基本的に、質問することは自由なのです。

面接担当者の業務の管理術を聞く

面接が今後直属の上司になる方や人事部の担当者によって行われることが多いはずですが、
その人たちの業務の管理術で、特に本人たちが意識していることや、
心がけていることを聞いてみましょう。
当然、あなたにもそういう術があると思いますが、「参考までに」聞いておくことは悪くはないです。

しかも、聞かれた方も悪い気はしないでしょう。
例えば、上司になるかもしれない人には、
あなたと同じくらいの年代だった頃の管理術を聞いてみるのもいいでしょう。
上司と部下とでは、業務内容が違うはずなので、
担当者がまだ下っ端だった時代のやりくりの仕方を学ぶ姿勢を見せることができます。

面接担当者の愛読書を聞く

おそらく、面接担当者には何かしらの愛読書があると思います。
あなたにも過去に読んだ本でお気に入りのものがあるんじゃないでしょうか。
そういう本は誰にでもプラスになりえます。
愛読書がなければ、座右の銘など聞いてもいいでしょう。

この質問により、あなたが面接担当者に関心を持っていることをアピールできます。
愛読書とまではいかなくても、
上述したように、一番のお気に入りの本を聞いてもいいでしょう。
できれば、メモするくらいの姿勢を見せれば好印象になるはずです。

質問の本質

最後に、これら3つの質問には実は別の意図があります。
一般的な質問だけだと、あなたの希望や好みを相手に示すだけですが、
上記3つの質問で、あなたの前向きな姿勢を示すことができます。
しかし、これらの質問の本質は、
「質問の回答を、次回以降の面接や今後の自分の仕事に活かす」
ということです。

例えば、次回以降の面接で、
担当者に「あなたはどのように仕事を管理して進めてますか?」と聞かれた場合に、
自分よりもおそらく経験豊富な人のやり方を答えることができるようになります。
そのため、面接で得られた回答を、あなた自身が実践できるようにしておくことをオススメします。