転職しようと思った理由を複数書き出す
転職を考えるということは、現状に何かしらの不満があることは確か。
その不満が転職理由になりがちですが、
「転職しよう」と考えた理由を、書面に複数アウトプットしてみましょう。
これは、現状を冷静に考え直すことにつながり、
やみくもな転職による失敗(後悔)を防ぐ効果があります。
職場でのミスなど、自分にとって不都合なことがあり「嫌だな」と感じると、
つい感情的になってしまいがちですが、
それだけが理由だといい結果を生む可能性は低いと思います。
例えば、
・給料が少ない
・残業時間が多い
・有給が取れない
・仕事にやりがいがない
・人間関係がよくない(上司と合わない)
など、様々あると思いますが、どんな些細なことでもいいので、
箇条書きにしてみましょう。
箇条書きで理由を列挙する際には多少感情的になってても構いません。
また、できれば手書きがよいと思いますが、
パソコンやスマホでテキストファイルを作成しても構いません。
ちなみに、理由が1つしかない場合は転職をお勧めしません。
確かに、その1つの理由が積もり積もって自分を追い詰めるときがくるかもしれませんが、
そのときはおそらく「今」ではありません。
箇条書きにした理由を読み返す
先ほど箇条書きにしたときは感情的になっている可能性があるので、
冷静さを持って判断するためにもう一度読み返します。
おそらく、アウトプットしたときは違う感情で自分の文字を読み返せると思います。
読み返す際には、できるだけゆっくりと、
そして、1つ読むごとに深呼吸しましょう。
より冷静さが得られると思います。
ここで重要なのは「ゆっくり」と読み返すことです。
決して感情的なまま斜め読みするようなことは避けてください。
自分を見つめ直すくらいの気持ち、ゆとりを心がけてください。
我慢できそうな理由を削除する
もし冷静に読み返すことができたなら、
アウトプットした理由の1つ以上は「どうでもいい」と思えたのではないでしょうか?
転職しようと思った複数の理由のうち、この理由は我慢できる(どうでもいい)な、
と思えるものがあれば、その理由を削除しましょう。
転職しようと思い立った理由の本質がなんなのかを見極めることにつながります。
例えば、「残業時間が多い」という理由があった場合、
毎日残業時間が多いのか、少ないときがあるのか、
残業が多ければ給料につながるのじゃないか、
など、複数の理由を関係づけて考えるのもありです。
逆に、残業が多いのに給料が少ない、というネガティブ要因があれば、
それは削除せずに残しておきましょう。
自分では回避できない理由が大半を占めることになると思います。
人間関係は職場ではややこしいことが多いですが、
自分からコミュニケーションを取ることで多少解消される場合もあります。
しかしながら、昨今では嫌がらせなども横行していることがあるので、
自分なりの対処でどうしようもないなら、その理由を削除しなくてもよいです。
ちなみに私の場合、挨拶しても無視されたり、
質問しても無視されたりしたことがありました^^;
残った理由に重み付けをする
アウトプットした後に削除した結果、
最終的に残った理由に自分なりの優先度(重要度)・重み付けをつけましょう。
例えば10段階の重みをつけるとして、
人間関係:6
給料が低い:8
仕事のやりがい:9
職場環境:3
などといった感じです。
転職により、今の環境ではないもの全てを手にいれるのは正直厳しいと思います。
これは転職エージェントとの面談でも聞かれることが多いと思います。
ただ、転職エージェントは、人を転職させてお金をもらう商売なので、
よほどいい人に当たらないと扱いが雑になりがちです。
理由に優先度をつけることができれば、
自分が何を転職で得たいのかを見ることができます。
給料なのか、実働時間なのか、通勤時間なのか、人間関係なのか。。。。
複数の理由が同じ優先度であっても構いません。
優先度が同じ場合、どちらも譲れないレベルだということです。
最後に
上記の結果、優先度が6以上の理由が3つ以上あれば、
おそらく、転職した方が身も心も負担から解放されると思います。