はじめに

音声付きSIMと異なり、データ専用SIMは各社、
最低利用期間及び解約違約金がない場合が多いので、導入しやすいのがメリットです。
利用にあたっては、初期費用と月額費用がかかります。

ですので、これらのコストを低く抑えつつ、
利用可能なデータ通信量が多いものを選ぶのが基本中の基本です。
この記事では、データ専用SIMを選ぶ際の料金面以外のポイントを説明していきます。

高速・低速通信の切り替えができること

常に高速通信でネットを使うという場合以外、
高速通信のデータ容量を節約したいと思う人が多いのではないしょうか。
私もその1人です。

1日のデータ通信量が少ない人なら気にすることはないかもしれませんが、
日によって通信量に差が出る場合には、
特に必要なときにのみ高速通信に切り替え、それ以外の場合は低速通信を使う、
といったように使えるのは大きなメリットだと思います。

例えば月5Gプランを契約したとします。
高速・低速の切り替えができないMVNO会社だと、
月初からずーーっと高速通信でネットを使うことになるので、
月半ばで高速通信のデータ容量(5G)を使い切ってしまいかねません。
そうすると、残り半月を低速で過ごさなければならい、という事態に陥ってしまいますよね。

もし、月の後半で高速通信したいと思ったら、追加で容量を購入しなければならなくなって、
余分に出費するはめになるかもしれません。

一方、普段は低速通信を利用していて、必要なときに高速通信に切り替えることができれば、
上記問題は発生しにくいと思いませんか?

なので、私は切り替え機能の有無が1つのポイントだと思ってます。

低速通信利用で高速通信が制限されないこと


高速・低速の切り替えができたとしても、他に問題があります。
それは、低速通信利用時でも、連続する3日間の通信量が規定容量を超えると、
高速通信の速度が制限されるMVNOがあることです。

例えば、低速通信で毎日200M程度のネットを利用していると、
3日間で600Mの通信量を使うことになります。
たとえ低速通信であったとしても、MVNO会社によっては、
この3日間で600Mという通信量を使うことで、高速通信が制限されることがあります。
つまり高速通信に切り替えても、その恩恵を受けることができないのです。

ですので、私は、
低速通信と高速通信を別物として、
通信容量をカウントしてくれる会社を選ぶことがポイントだと思ってます。
言い換えると、高速通信した分だけを、3日間の容量制限の判定にしてもらいたいと思います。

契約プラン以外での高速通信制限がないこと

例えば、月5Gプランを契約していて、
たまたま連続3日間で、高速通信を1G使った場合、速度制限されるとどうでしょうか?
(ソフトのアップデートをした場合とか・・)
今月はまだ4G程度の高速通信できるはずなのに、
速度制限が解除されるまでは低速通信になってしまいます。

MVNO各社のプランでは、余った高速通信量を翌月に繰越せます。
したがって、5Gプランを契約していても、使い方によっては、
翌月以降6G以上高速通信できることになりえます。

せっかく高速通信できるのだから、使い切ってしまいたいと思うのが人間(私)です。
例えば、高速通信容量を使い切ろうとして、
月末1週間で高速通信を1日で600Mなど使うとします。
そうすると、高速通信が制限され、低速通信しかできなくなってしまい、
高速通信を思うように使えない、ということになりかねません。

「無茶な使い方をするな」という意見もあるかもしれませんが、
一応お金を払っている以上、極力不都合は避けたいと思いませんか?
たまたま高速通信がたくさん必要なときも当然あると思いますしね。

ですので、契約プランが例えば5Gであれば、それを満足に使えてしかるべきと思ってます。

総論

データ専用SIMを使ってみようと思った私は、
手始めに楽天モバイルを使ってみました。
楽天スーパーポイントでの支払いができたり、初期費用を抑える方法(別途説明予定)で、
最初は満足してました。
しかし、上記の内容を考慮した結果、今ではOCNモバイルONEを使ってます。

2017年3月1日から楽天モバイルでは、
3日間の通信容量による速度制限が撤廃されました。

以上、ご参考までに。