・はじめに
知財業界でのメインと言えば、「特許」であり、
それを詳細に記載したものが「特許明細書」です。
一般的には、特許事務所に特許明細書の作成を依頼しますが、
作成された特許明細書を、素人の目でいかにチェックするかが重要です。
なぜなら、特許事務所が作成したプロの仕事とは言え、
あまりにも情けない特許明細書が多く存在するからです。
かく言う私も、恥ずかしながら、特許明細書のようなものを100以上書いていました。
・素人の方が気づきやすい
特許明細書を書く弁理士はプライドがあるのか、
その内容には発明者との打ち合わせを通じた共通の前提概念を植え付けるとともに、
その概念にとらわれています。捕らわれすぎています。
当然、よい特許明細書は多く存在しますが、残念ながら全てが「良い」とは言えません。
「よい」というのは、読んでいて疑問が生じないということが最低限の条件です。
- なぜこんなことを書いてるのか
- 意味がわからない
- 誤字・脱字が目立つ
などを感じるのは「よくない」と言えます。
小説ではないわけですから、そのままの意味で解釈できないといけません。
・実物を見るとわかりやすい
特許明細書は公開されていれば、
特許庁のJplatpatで検索できます。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/tokujitsu/tkbs/TKBS_GM101_Top.action
で調べてみると、笑えたり、なぜ?と思える特許明細書が見つかります。
例えば、。。。。特開2013-108996
を検索して、軽く読んでみてください。
違和感ありませんか?私はあります。
こういう特許明細書を納品された場合、
どこをチェックすればよいでしょうか。
また、どこに違和感を覚えるべきでしょうか。
「よくない」点を見抜くスキルを、共に上げていくのも当サイトのサービスです。
是非、お問い合わせください。