訪問ありがとうございます。

「知的財産」と聞くと、皆さんはどのようなものを想像しますか?

  1. 特許
  2. 実用新案
  3. 意匠
  4. 商標

が代表的なものになります。

著作権等もありますね。
あるバンドの歌詞そっくりな演歌があったりする、いわゆるパクリ疑惑が生じるものです。

上記1~4については、権利を取得するためには、所定の書類を特許庁に出願しなければなりません。
この書類は自分で記載してももちろんOKです。
記載した書類を、自分で郵送で特許庁に提出してもOKです。
つまり、自分でできるんですよね。
不動産登記も自分でできますけどね。

どのような書類を書けばよいか、これは素人には難しいかもしれませんが、
一応雛形は特許庁のホームページにあります。
例えば、特許については、必要な書類のうちの1つに明細書というのがあります。
http://www.pcinfo.jpo.go.jp/guide/Content/Guide/Patent/Meisai/doc/P_Meisai.htm

https://www.jpo.go.jp/shiryou/kijun/kijun2/pdf/syutugan_tetuzuki/02_03.pdf
にひな形があります。
なんとも読みづらいものですね。
これを書いてドヤ顔してるのが・・・そう、一部の人たちです。
そういう人達の多くは、特許事務所というコミュニティに存在します。

なかなか想像できないと思いますが、
自分で特許取得に必要な手続きと書類作成は可能なので、
わざわざ必要ない存在にも思えますね。
実際、依頼するとかなりのお金を請求されます。

例えば、特許事務所に特許出願を依頼すると、
「出願」という手続き+書類作成で20万前後、かかります。
この中には、特許庁に支払う費用(印紙代)も含まれます。
ちなみに、印紙代は現時点で1.5万円です。たけーな!

その後、もし特許が欲しいということになると、もっとお金がかかります。
特許を取得するためには少なくとも、

  1. 審査請求という手続き
  2. 設定登録料納付という手続き

が必要です。
「審査請求」というのは、
自分が出願した書類の内容を特許庁に審査してもらうようにお願いすることです。
そうなんです。
出願しただけでは、特許庁は何もしてくれません。
ケチですね。

この「審査請求」という手続きを、
特許事務所に依頼すると、
事務所にもよると思いますが、これまた、
1万円くらい取られます。

それとは別に特許庁に対して、
15万円~~の上納金が必要になります。
「審査してやるから、金を出せ」ということですね。
このとき、上納金の額は、
「特許請求の範囲」という書類の「請求項」と呼ばれるものの数で変わります。

特許事務所は、「請求項」の数が多い書類を作ると、その分多くのお金を請求してきます。
したがって、安くすますには、「請求項」の数を少なくすることになります。

しかしながら、「特許」については、
特許庁に払う上納金だけで、
権利を取得するまでに、安くても20万前後必要だということです。

どうですか、権利を取得しても、その権利を買ってくれる企業がいないかぎり、
ドブに捨てるお金ですが、チャレンジしてみますか?