事前準備

水道の蛇口の高さが低くて使いにくいという問い合わせを当サイトにいただきました。
状況確認を含めて訪問したところ、確かに使いづらそうでした。
この手の依頼は1つの道具で事足ります。

道具を準備する

必要な道具は、水道の蛇口用レンチです。

これですね。これさえあれば、一般家庭であればたいがいいけます。

蛇口パイプの直径を測る

一般家庭は概ね16ミリです。

一応測りましたところ16ミリでした。
なお、測らなくても元栓に書いてるので大丈夫な場合が多いです。
元栓については、以下を読み進めてください。

水道の元栓を締める

では、元栓を締めます。
元栓の場所はそれぞれ異なるかと思いますが、
ガス給湯器の扉の中に一緒にあったり、何かしらの囲いの中にあります。
水道局に尋ねるなどしてもOKです。


扉を開けると、蓋で覆われた四角い箱がありますね。
この蓋を開けると、出ました元栓です。
これを「止」方向に完全に回して水を止めておきます。

ナットをレンチで外す

キッチンに戻り、蛇口の根元についてるナットをレンチで緩めます。

右回りで緩むかと思います。
ドライバーでネジを緩めるのと同じ要領です。
最初は堅いかもしれませんが、レンチでしっかりと挟んで一瞬力を入れると、
協力なトルクが働くので緩みます。
一度緩むと、指でナットを回せます。

パイプを抜く

ナットが緩んでパイプの根元から動くようになったら、
パイプを掴んで引っこ抜きます。
多少堅いかもしれませんが、一気に引っこ抜きます。
このとき、パイプの根元にパッキン(たぶん黒色)が付いて抜けることがありますが、
新しく交換するパイプにもパッキンは付いてるので大丈夫です。

パイプが抜けるとこんな感じですね。
もし、パイプを抜いたときに、パッキンがパイプと一緒に取れてない場合は、
穴の中から指で取り出しましょう。
ちなみに、この写真の状態で穴の中を布巾等で拭くと、
布巾が汚れることがあります。汚い水を飲んでるかもしれませんよ。
掃除するならこの辺も掃除しておきましょう。

新しいパイプを挿す

次に、新しいパイプを挿すわけですが、まずはパッキンを穴の中に入れます。
パッキンの向きは、くぼみが下向きになるようにします。
古いパイプを抜いたときに、パッキンの向きを覚えておくとよいです。

パイプの根元をしっかりと差し込みます。
ぱっとしてぐっ!みたいな感じですね。

ナットを締める

新しいパイプに付いてるナットをまずは指で回して締めていきます。
ある程度ナットが締まってきたら、再度レンチの出番です。


要は古いパイプを抜くときの作業の反対をやっていくわけです。
ナットをレンチで硬く締めたら完成です。
一応、根元がグラグラしてないか確認しておきます。

最後に

新旧のパイプを比べてみました。
自在に曲がるパイプに交換したので、とても便利だと喜んでくれました。
実に使いやすいと。スワンフレキパイプという商品です。


今回使用したパイプの写真も載せておきます。
そして、元栓を開けて、通水のテストです。
ちなみに、写真では、100均の浄水シャワーをつけてます。
無事水が出ました。

水道のパイプの根元は意外と汚れているということにびっくりです。
まぁ水垢が存在するくらいなので汚れても当然かもしれませんね。
交換作業時間10分、激安特価で対応しました。
なお、レンチのみのレンタルもしてます。