物忘れと認知症は別物

知っている方が多いと思いますが、
単なる物忘れと認知症は異なります。
例えば、物忘れとは、物をどこに置いたか忘れたり、
通勤途中にポストに投函しようと思って持って出かけた郵便物を、
投函し忘れて持って帰るなどです。

これに対して、認知症は比べ物にならないくらいのものです。
一緒にいる人の名前を思い出せなかったり、
興味があったことに対して突然興味を失ったり、
ご飯を食べたことを忘れたり、と言ったことが代表的です。

この認知症ですが、もちろん誰もなりたくてなっているわけではないですね。
予防できるなら予防したいはずです。
そのためには普段から気をつけて、脳と体の連携を鍛えることが重要なのです。

脳と体の連携とは

では、脳と体を連携させるにはどうしたらいいのでしょうか。
体と言っても、口、目、手など部位はたくさんありますね。

目・口と脳の連携を強化する方法で簡単なのは、
文字を口に出して読むことです。
目で見た文字が脳に伝達され、それを口に出すという一連の流れができます。
ですが、これだけでは簡単すぎますので、ちょっと難易度をあげる方法を紹介します。

次の文字のを声を出して順番に読んでみてください。








オレンジ

どうですか?思わず文字を声に出して読んでませんか?
文字の色をすらすらと声に出せましたか?
これは固定文字・色なので、ランダムに表示される文字で練習すると、
効果はかなり上がります。

手と口を使う予防体操をやってみる

続いては、脳と手、口を連携させる運動です。
まず歌を歌うことで、歌詞・リズムを思い出す脳と、口を連携させます。
次に、歌いながら左手(腕も含む)を上下にリズムに合わせて動かします。こんな感じで。

さらに、歌いながら右手(腕を含む)で円を描きます。つまり、腕を回す感じです。
左右の手で違う動作をさせるわけです。
そして、しばらく歌い続けた後に、歌いながら左右の手の動きを入れ替えます。
そうです、歌いながら左手は円、右手は上下という動きにします。
これを繰り返します。2〜4往復はさせましょう。

慣れてきたら、円ではなく四角を描くように手を動かしてみてください。
つまり、左手は上下で、右手は四角→左手は四角、右手は上下、という動きにしながら、
歌を歌います。場合によっては、テンポの早い歌にしても効果てきです。
特に、左右の手のを入れ替えるというタイミングで脳と体の連携が強化されます。

どうですか?
暇なときにでもやると結構鈍くなったなーと感じるかと思いますよ。